ハルニレから100歩

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「 ♪  ぼ~くまさん。 ごめんください! 」
かんたの声がツンドラ山の頂上に響く。
ぼーくま商店、今日はどうやら休みのようだ。
手作りの店のカンバンに,何やら張り紙が、、。

「  ホンジツ ヤスマセテクダサイ。 
     シバラク タビニハ デマセンガ」
「 お休みしているんだ。 びっくりしたな~。
  ぼーくまさん、なんだか泣いた赤鬼の話みたいじゃん! 
      おもしろ~い。  ん?   なんだろ、、これ。」

ちいさなメモがひとつ。

      カンタヘ キョウハ アソベナクテ ゴメンナ。
      キノウノ ワスレモノノコト キガツイタカイ?
      カンタニ アイタガッテイタヨ。
      ソノトモダチ イマハ オサンポチュウ、、。

「  ぼくの大事なハリネズミのことだ!  
   よかった~。 ぼーくまさんちにあったんだ! 
   おさんぽしているって  どこ?、、、。 」

      オサンポハ  ユキノナカ
      20ポ アルイテ クシャミシテ

      10ポ アルイテ ヒトヤスミ
      10ポ アルイテ  スワリコミ

      30ポ アルイテ  アクビシテ
      サイゴノ30ポガ イバショダヨ
      サテ、、、?ドコダ、、。

  「 なぞなぞだ~。 
    100歩歩いた所にあるんだね。
    でも、、、 そんなの、わかるわけないよ~。」

かんた しかたがないから、、、数をかぞえはじめた。


「 1 、 2、  3、、、、4、、、、5、、、、、、、、、
         58,59、、、、、、、、98,99、、、
  あった!  あそこに ハリネズミのぬいぐるみがいる!」

それは、ハルニレの木から南向こうの雪の中。
たしかに オレンジのスカーフをまいた 
あれはハリネズミの奥さん?



   
  


        
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# by bookuma | 2007-02-27 14:53

かんた

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 「 このココア、こくがあって、おいしいですね。
  お店にはいれて、夢がかないました。
  ぼく、本当はここに来たかったんだけれど、
  家の人が行かせてくれないというか、、、
  あのう、、、こういうお菓子って歯にくっついて
  虫歯になりやすいですよね。
  それに、ぼくんち、
  きょうだいが多いから無駄づかいさせてくれないんです。 」

「 ここへは 遊びに来るだけの子も たくさんいるんだよ。
  なかには自分のおかしをもってくる子もいるしね。 」

「 そうなんだ~。
 お菓子を買わなくてもいいのなら、毎日でもこれると思います!
 だって、ぼくお店の前を毎日通っているんです、、。 」

「 毎日? 何かのお使いかい?  」

「 あの、、
 ぼーくまさんのお店の前から見る景色大好きなんです。
 そこに立っていると、みんなの声が聞こえてきて、、。 」


「 それじゃ~
  明日から遊びに来るといいよ。 」

「 はい! 絶対に来ます!
 それから本題ですけど、
 この帽子、こんなカエルのぼうしって
 おかしいとおもいませんか?
、、、ありえない。
 このジャンバーだって
 両手が出ないくらい ぶっかぶかだから、
 ブランコをこぐ時、すっごく大変なんです。
 
 ぼくんちは兄ちゃんが4人いるので、ぼくは末っ子なんです。
 だから いつも兄ちゃんたちのお下がりばっかり。
 こんな へんてこなカエルのぼうし。
 ほんとは、かぶりたくないんです。
 こういうことは がまんできるんだけれど、、。
 ぼくのこころが まんたんになっちゃった理由、、聞いてください!
 実は この犬、ウインキーなんです、、、。 」

「 やっぱり、、、
   さっき、きみたちの顔を見たら、、わかったよ。」

「 ぼくの鼻にすりきずがあったからですか?」

「 いや~、それはわからないが、、、。
  まだ話の続きを聞きたいんだけれど、ちょうど5時になったよ。」

「 わかりました! 
  この続きは必ず 明日ということにしていいですか?
  ぼくは 約束をまもりますから。 」

ぼーくまの店の夕暮れの客は、
きっかり23分間ご滞在。
ランプの芯がやっと落ち着いてきたようだ。
ジリリリ、、、。
油が上手い具合に馴染んでくると
その音も小さくなり、やがて壁のオレンジ色の中に吸い込まれる。

夕飯の用意にしようか。。。。
おや、かんたの座っていた隣の椅子に、
ちいさなハリネズミのぬいぐるみの忘れ物。

大切なものらしいね。
明日まで あずかるよ。
 
 
 

 

 
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# by bookuma | 2007-02-25 13:26

まんたんな こころ

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ぼーくまさん、
ぼくにココアを一杯ください。
なんだか、わからないけれど
ぼく、こころが まんたんなんです。
ぼーくまさんに会いたくなって、、、、来てしまいました。
ぼーくまの店に夕暮れの客。


「おや?   かんた。 
     こんな時間に、、。 さんぽの途中かい? 」

「 うん、、、、。」

「 、、、、わかった。 あいつとケンカしたんだろう?  」
      
「  ウインキーとけんかなんかしないよ。            
        犬となんか、けんかするわけないですから。」

「 そうだな、、、。5時まであと27分もあるし、
            おいらのうまいココアを一杯 どうぞ。。
                   さぁ~~  はいった。 」
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# by bookuma | 2007-02-25 00:54

かた雪 ゆきのはら

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かた雪
たのしい。

かた雪
いちど 踏んだら やめられない。

かた雪
どこまで行こう。 

    パリン
          パリン

雪せんべい。

   パパリン
         シュリン

かた雪
みんな わたしの雪のはら。


ばったり たおれて わたしの形!
わたしのクッキー型!

         シュコン
               シュコン
わたしの足跡だらけ。

雪のはら
わたしだらけ。

、、、、、、、ぼーくまさんだ!

「 まだ遊んでいたのかい?」

ぼーくまさんの影にびっくり!
おおきな おばあさんかとおもったけれど、
今頃は 夕ご飯のシチューをつくってる。

雪のはら
帰り道は かたぐるま。
 
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# by bookuma | 2007-02-22 21:31

おおきなおばあさんの鏡

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おおきいおばあさん おおきなはなのあなから
おおきな風をぶっほっほ~~~~。
おおきいおばあさん
なんでもおおきいから
困ることもたくさんだ。

おおきなあたまのおおきなおだんご結う時に
おおきなあたまを映すおおきな鏡がほしかったの。

でもね、うれしいことに
冬の一番寒い日に
おばあさんが住んでいるおおきな深い森の端っこの
おおきな湖が凍って
おおきな鏡になるんだって!

おおきい湖  はやく凍っておくれ!
おおきな湖  はやく凍っておくれ!

できたよ!
できたよ!
わたしの鏡!


おおきなおおきなおばあさんの氷の鏡。
まいにち磨いてぴかぴかにした。 
あんまりきれいなものだから
手に持ってみたくなって
パリンと割って手ががみに。


その時、
お日さまが高く照りだして
おおきな氷の鏡が、、


ガッシャン!



おおきなおばあさんの
おおきな鏡
われちゃった!




つららをなめっているのは誰だ~~い?
、、、、、、、、誰の声?

おおきなおばあさんだったら どうしよう、、、。
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# by bookuma | 2007-02-21 11:40

おおきいおばあさんのおおきいくしゃみ!


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おおきいおばあさん おおまたで どっしん!  どっしん!
おおきいあたまのおだんごも  ゆっさゆっさ!
おおきなおばあさん 急に立ち止まり、


「 はぁ~~はぁ~~~~っ、、、、」
おおきいおばあさん、おおきいはなをもぞもぞ。。。。
おおきなはなの おおきなはなのあなも ひくひく、、、、、、、。

「 ふっ! ふっ!
   ふぁっくしょ~~~~ん!!」

おおきいおばあさんの 大きいめがねも ふっとんだ!
おおきいかごの中のこども達も
くさっぱらに吹っ飛んで、おおさわぎ。

おおきなおばあさん
おおきなくしゃみをしたところで こういったんだって!

「どうやら、わたりどりが 
 私の鼻の穴に飛び込んできたみたいだよ。
 でもさ、今日のねぐらに着いちゃったろうよ。
 わたしのくしゃみで ぶっとばしてあげたからね!」


 
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# by bookuma | 2007-02-17 00:03

おおきな おばあさんの話。     りっぴ作

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あるところに  ちいさくもない  ちゅうくらいでもない
おおきなおばあさんが いました。


こどもたちは
おおきなおばあさんの かごが大好き!
だって、ここにいると、
空を飛んでいるみたいに
景色がどんどん変わるんだもん。


おおきなおばあさんの
おおきなかごにのって
おおきなそらを飛ぼうよ
何か すてきなことがおこりそう~~♪
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# by bookuma | 2007-02-15 16:27

みんな~聞いて!

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ナシャばあちゃんの
ちゅうくらいのおばあさんのお話。
おもしろかったぁ~。
だまってアップルパイにおなり!だって~。
それで、、、、。
あたし、
おおきなおばあさんのはなしを、
つくっちゃったよ!


きのう
おうちのソファカバーで遊んでいるうちに
おおきなおばあさんになっちゃったんだ。
でもね、ママにすっごく怒られたの。
ソファカバーをはがしてシワシワにしたから、、、。


おおきなおばあさんになって、
ママなんて、やっつけちゃうぞう~~~。


                                            だまって ママにおなり!!
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# by bookuma | 2007-02-13 10:59

ちゅうくらいの おばあさんの話

                
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昨日、ナシャばあちゃんに聞いたお話。
おもしろかったから、ピノにしてあげる!

                                 りっぴ。

 

『 ちゅうくらいの、おばあさんの話。  』



あるところに、小さくも大きくもない、
ちゅうくらいのおばあさんがいました。
ある日、ちゅうくらいのおばあさんは
お出かけをするので、
ちゅうくらいのコートを着て、
ちゅうくらいの靴をはいて、ちゅうくらいのバックを持って外に出ました。

しばらく歩いていくと、
ちゅうくらいの川がながれていましたが、
ちゅうくらいのおばあさんはひょ~い!
向こう岸にひとっとび。

また歩いていくと、道端にちゅうくらいのリンゴが落ちていました。
「 おや、まあ~。もったいないねぇ、、。 」
ちゅうくらいのおばあさんは、バッグに入れてあるきだしました。

今日のお買い物は、バターにシナモンに小麦粉でした。
ちゅうくらいのおばあさんは、ちゅうくらいのお店に入り、
ちゅうくらいのバターと、ちゅうくらいのシナモン瓶と
ちゅうくらいの小麦粉の袋を、一つずつ買いました。

ちゅうくらいのおばあさんは、今来た道を歩いて家にもどりました。
「 さ~て、作るわよ~。 ランラランラ~~~♪ 」
ちゅうくらいのおばあさんは、ちゅうくらいのエプロンをつけると、
ちゅうくらいのボールに買ってきたちゅうくらいの小麦粉を入れて、
冷やしておいたちゅうくらいのバターを入れてパイきじを作り始めました。

「おんやぁ~~~~~っ!!  
       たいへん!たいへん!たいへん!」
ちゅうくらいのおばあさんは、たいへん!を10回いいましたよ。
「 一番大切なものを買い忘れたわ。
        アップルパイを作りたいのに、、、。」
しばらくして、ちゅうくらいのおばあさんは、思い出したのです。
 買い物に行く途中で、ちゅうくらいのリンゴを拾った事を!

ちゅうくらいのおばあさんは、バックをあけて、リンゴをさがしはじめました。
ちゅうくらいのおばあさんは、ちゅうくらいのリンゴをさくさくさく、、、、
ちゅうくらいのナイフで切って甘く煮て
とうとう、ちゅうくらいのアップルパイが焼けました!!

ちゅうくらいのおばあさんは、一晩おいたアップルパイが大好きでしたので、
「 今夜は早くねることにするわ。」
ちゅうくらいのおばあさんは、ちゅうくらいのベットに入り
すぐに眠ってしまいました。
すると、、、、。
           どっすん!

                    どどーーーん!
 
                                  トトトトトッ!

なにやらおおきな音が台所から聞こえてきました。
何かが、ちゅうくらいのおばあさんのベッドに近づいてきます。
ちゅうくらいのベットも震え出しました。
その音が、ベットのすぐ目の前でピタリと止まったその時、


「あたしを丸くもどして!」


ちゅうくらいのおばあさんは、こわくなってきて寝たふり。

「 あたしの赤い皮をかえして!」

ちゅうくらいのおばあさんが寝返り一つ。

「 あたしの種はどこ?」

ちゅうくらいのおばあさん、わざと大きないびき。

「 あたしの、、、、。」

すると、ちゅうくらいのおばあさん、こういったとさ~。


「 だまって、アップルパイにおなり!」





このお話は、アイルランドの昔話の、「 ちいちゃい、ちいちゃい」
という大好きなお話につられ、つくってしまいました。
ちいちゃい、ちいちゃいのお話を読みたい方はこちら。
こちらは、、、コワイ。。

               福音館 『 イギリスとアイルランドの昔話 』
                      石井 桃子 編*訳 

挿絵が大変気に入っています。
                            J . D , バトン  画  


アイルランドのお話にぴったりな上、
イエローカラーの装丁がにくい!
 
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# by bookuma | 2007-02-08 23:13

ナスターシャおばあさん

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ナスターシャ,ブトロビーナおばあさんは
こんな風に長い名前なので、ナシャばあさんと呼ばれている。
ぼーくまの友達でもあるので、
よろしくお願いします。

「 ナシャバアサン、オハナシノジカンダヨ 」

「 ちょいとお待ちよ! 大事な鉢をひっくり返しちまった。。。」

「 タイヘンダ! タイヘンダ!」

「 もう~。お前さんたちは、なんでも騒ぎすぎだよ!
  こんな時には静かにお片づけの手伝いをしてほしいもんだね。。」

「 ワカッタ.ワカッタ。オカタヅケ~。
        シズカニ シヅカニ カタヅケヨウ~~。」

「 お片付けが終わったらね、
  お茶を一杯頂いて、お話にするから、頼んだよ。
  いつもの でたらめなお話さ。
  あんた達が大好きな、ほら、ちゅうくらいのおばあさんの話にしょうかね。  」

「 ヤッタ~。チュウチュウバアサンノ オハナシダッテサ! 
  デタラメ ダイスキ!  デタラメサイコウ~♪  」

「 ほらほら、お湯がわいたようだよ。
  今日は ミルクとシナモンをたっぷり入れようね。
  カップは四葉の模様のあれにしようね。 」 

チュウクライノ
チュウクライナ
チュウクライデ
チュウクライコソ

チョウドイイノガ
チュウクライ!!!

チュウーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッツ

さてさて、そのお話はこんなお話さ、、、、。
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# by bookuma | 2007-02-06 08:31

しろくま ちゃぐま くろくま ふでくま 今を大切に描きたいぼーくまの日記にようこそ!


by bookuma