ぼくらの朝

               
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「 ぼくのホットケーキ、まて~。」
飛び起きたら、部屋の中が
とんでもないことになっていた
日曜日の朝。

「 かんた。 おっはよう~。」
兄ちゃんたち、朝から新聞紙やチラシ遊びだなんて!
ぼくが熱を出しているっていうのに~。


このちらしごっこで思いっきり遊べるのは
ぼくの家では誰かの誕生日ときまっている。
きょうは、、もしかすると、、

「 かんた、おめでとう~。
  父さんがさ、誕生日のプレゼントは、おまえが拾ってきた、、
  あの、ワンコに決定だってさ!よかったな! 」

ということで、ウインキーがぼくらの家族になったのは、
ぼくの誕生日の朝だった。

父さんが隣町の動物センターに電話をかけたら、
向こうではぼくらのことが、大変な騒ぎになっていたらしい。
見かけない子供が7番と失踪だもんね。
センターのおじさんがいうには、
あの犬を飼うのは大変かもしれない。
生まれて半年経つ迄、繋がれっぱなしで、
ろくに餌ももらえず、散歩の経験もなく、
人にうまく、なつかないかもしれないと心配していたそうだ。

それは本当に大当たりだった。
まず、散歩どころじゃない。。
ぐんぐん、ぼくは引っ張られて、鼻のすりきずはそのせいだし、
いくら目をあわそうとして名前を呼んでもしらんぷり。
他の犬には、ほえまくり、
おまけに、うんちをしたから
ぼくが片付けようとしたとたん、
思いっきり、後ろ足でうんちを、ぶっとばす!
もう少しで、ぼくの顔に激突するところだったんだ、うんちが。



ウインキーに引っ張られて、ころんだこと。
どうしても、うまく散歩できないことが
すごく、くやしくて、くやしくて
こころが満タンになってきて、、
あの日、ぼーくまさんに会いに行ったんだよね。
たくさん、ぼくの話を聞いてくれて
うれしかった。
ぼくは、それをぼーくまさんに言いたくて
ウインキーと今、走っている。
パジャマのまんまで!



「 おやおや、
  朝の散歩のとちゅうかい?
  今、 玄米ご飯が炊けたところだよ。
  良かったら、朝ごはんを一緒に食べないかい?」


かんたへ。
きみたちが仲良しになってきたのが、わかったよ。
知らないふりした、ぼーくまより。
それから 誕生日 おめでとう。
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by bookuma | 2007-03-11 01:24